シェルターってどんな所?

※この記事は2010年から2014まで北米報知紙上で連載されていたコラムを再掲載したものです)

一般的に、“シェルター”というとどういった風景を想像されるでしょうか?

私がよく耳にするのは、”シェルターって、大きな部屋を他の家族とシェアして、麻薬中毒の人や、精神病を持った人がたくさんいて、自分の持ち物が盗まれたりするんじゃないですか。”というコメントです。そのような先入観を持っていれば、 “シェルターってどんな所?” の続きを読む

DVで911に通報するとどうなるの?

※この記事は2010年から2014まで北米報知紙上で連載されていたコラムを再掲載したものです)

911とは日本でいう110番で、事故や緊急の場合に最寄の警察署に通報をする電話番号です。DVで知っておきたい事は、911は、実際に身体的に暴力を受けていなくても利用できるということです。例えば、 “DVで911に通報するとどうなるの?” の続きを読む

役に立つ ドメスティックバイオレンス基礎知識 ②

※この記事は2010年から2014まで北米報知紙上で連載されていたコラムを再掲載したものです)

9月1日号のコラムでは、ドメスティックバイオレンス(以下DV)はあまり報告されていない犯罪だと説明しましたが、それは一体どうしてなのでしょうか? 前回で少し触れましたが、ここで、1995年にロサンゼルスで日系人と日本人移民を対象に行われたDVの意識調査の結果の一部を見てみましょう。 “役に立つ ドメスティックバイオレンス基礎知識 ②” の続きを読む

役に立つ ドメスティックバイオレンス基礎知識 ①

※この記事は2010年から2014まで北米報知紙上で連載されていたコラムを再掲載したものです)

ドメスティックバイオレンス(以下DV)のホットラインに相談をされる方の多くからよく「自分がDVの被害者なのか判らない」という質問をいただきます。一般的に、DVというのは “役に立つ ドメスティックバイオレンス基礎知識 ①” の続きを読む

意外に身近な人身売買 ② ー 被害者の支援

※この記事は2010年から2014まで北米報知紙上で連載されていたコラムを再掲載したものです)

「今は勉強ができるので、未来があります。パン屋さんやお菓子屋さんになりたいです。」エレナ(仮名、性的搾取を受けていたところを2005年に救出された)~IOM(国際移住機関)ウェブサイトより~
6月1日号のコラムでは、自分とは関係ないと思われがちな人身売買が身近に起こり得る実態に関してお伝えしました。今回は被害者の支援について紹介します。 “意外に身近な人身売買 ② ー 被害者の支援” の続きを読む

意外に身近な人身売買 ①

※この記事は2010年から2014まで北米報知紙上で連載されていたコラムを再掲載したものです)

今年4月、カリフォルニアのある農業労働者派遣会社が人身売買の疑いで摘発されました。被害者は200人以上のタイ人で、派遣された場所にはワシントン州の農場が含まれていました。人身売買と聞いて、皆さんはどのようなことを思い浮かべるでしょうか。 “意外に身近な人身売買 ①” の続きを読む

異なるコミュニティーでDV問題に取り組むために

※この記事は2010年から2014まで北米報知紙上で連載されていたコラムを再掲載したものです)

ニュースなどでドメスティックバイオレンス(DV)と聞いても、被害に遭った人でなければ、なかなか実態を想像するのが難しく、どう行動すればいいのか考える機会も少ないと思います。今回はアジア・太平洋諸島系のコミュニティーとともに活動するAPI CHAYAが、暴力のない地域づくりのために取り組むユニークなプログラム「ナチュラルヘルパー」を紹介したいと思います。執筆にあたり、同団体のユキさん、エマさん、ジュディスさんにお話を伺いました。 “異なるコミュニティーでDV問題に取り組むために” の続きを読む